顧客創造日報(SalesForceAssistant)の概要
顧客創造日報(NIコンサルティング社)のSFA(営業支援システム)の特長や評判をまとめてみました。まずはいつも通り機能や価格など概要を表にしてみました。
メーカー | 株式会社NIコンサルティング |
価格 | クラウド:1ライセンス 3,500円~ オンプレ:5ライセンス 900,000円~ ※オンプレはSQLサーバーライセンス付 |
機能 | 顧客情報管理 名刺情報管理 案件管理 日報 Todoメモ イエローカード(アラート) 商談情報管理 受注先行管理 サクセス機能 コメント Goodjob!ポイント 訪問準備アシスト 他者コンタクト通知 マッピングアシスト ボトルネックサーチ 他 |
導入サポート | ? |
導入社数 | 3,900社 |
提供方法 | クラウド・オンプレミス 両方 |
※こちらの情報は2016年2月時点でのものです。
私はNIコンサルティング社のセールスフォース(以下、SFA)の商品名のことを「顧客創造日報(もしくは顧客深耕日報)」だと認識していたのですが、今、ホームページを見てみるとSalesForceAssistantとか、その製品紹介欄にも「顧客創造」とあります。
最近、商品名を変えたのですかね??
顧客創造日報の当サイト評価
機能Pt | 価格Pt | 導入サポートPt | 実績Pt | ポイント合計 | ランキング |
8 | 6 | 8 | 8 | 30 | 1位タイ |
顧客創造日報(SalesForceAssistant)の評判
NIコンサルティング社は国内の老舗SFAメーカーと言って間違いないでしょう。同社ホームページの沿革を見てみると「顧客深耕日報 for Notes」を1998年にリリースしたとあるのでNotes時代からSFAを提供しています。
(今もNotesの顧客創造日報を利用している企業がいるのかな~なんて気になりました(^_^;))
現在3,900社(2016年2月時点)も導入しているSFAとあり、国内メーカーとしては導入実績No.1と言えます。
今はSalesForceAssistantや顧客創造という商品名がつけられているので私の記憶違いであればとても申し訳ないのですが以前まで「顧客創造日報」として販売されていた時代にはその名のとおり「営業日報」色がとても強い印象を持っています。
それゆえに「営業日報はやってないから自社には合ってないのかな~」と顧客創造日報を嫌うSFA検討企業も多そうな感を持ってました。
しかし私としては営業日報式のSFAこそ日本企業には合っていると思ってます。
横に習え(倣え)の日本人気質には同僚、上司、部下が何をやっているのかを毎日見ることが出来た方が刺激になって、モチベーションや業務改善のヒントをSFAからもらえるのではないでしょうか?
その証拠に顧客創造日報は国内SFAメーカーとして(導入社数では)実績No.1の地位を気づいているのではないかと思っています。
またNIコンサルティングはSFAの機能面だけでなく、SFAの定着やSFAを活用した営業改革に定評があるという話はよく耳にします。
その証拠に代表の長尾社長は営業系・経営系の著書を多数出版されています。
※余談ですが「漫画で身に付く孫子の兵法」については書店でもめちゃくちゃ並んでいましたので目にしたり、実際に読んだことがある方も多いのではないでしょうか。
一方で、コンサルテイストが強いゆえに、SFA導入が明確でシステムだけが欲しい企業にとっては導入支援費用やソフト自体の価格が少し割高に感じられるかもしれません。
他のSFAと比較した際の顧客創造日報のオススメポイント(特長)
機能の独自性が強いことが良くも悪くもNIコンサルティング社のSFAの特長といえるでしょう。
一昔前までは「可視化経営」ということを経営手法の実行ツールとしてSFAを押し出していました。
今では「電子秘書」としてSFAをSalesForceAutomationではなく、SalesForceAssistantとして売り出しています。
この電子秘書の機能がカッコいいんですよね。
画面上(PCやスマホ)にピグ(?)というかアバターのような秘書キャラクターが出てきて、営業マンに今日の活動予定をお知らせしてくれます。
またマッピング機能といって、営業マンが担当している顧客を地図上にマッピングしてくれるので、今いる場所の近くの担当企業を視覚的に把握することができます。これによりいわゆる「ついで営業」が可能となります。
このようにこれまで個々の営業マンが個人のノウハウとして実践していたこと電子秘書のサポートを受けることで誰しもが実践できるようになります。
しかしこれがパッと見た感じはいいのですが、いらないケースもあると私は考えています。
どういう場合かというと・・・
- 営業マンの商談記録を報告するためにSFAが欲しい
- 営業マンが抱える案件商談を把握するために欲しい
- 見込客に一斉メールを配信するためにセールスフォースが欲しい
- 顧客との過去の商談情報を把握したい
このようにやりたいこと、つまりSFAの導入目的が明確の場合は、この電子秘書機能がちょっと邪魔になってしまう恐れがあったり、電子秘書機能があるゆえに顧客創造日報のコストが高く感じられてしまうかもしれません。
SFAというツールを導入すればわが社の営業部門は良くなるらしい!
という理由でSFAを検討する場合には顧客創造日報(SalesForceAssistant)がオススメとなるでしょう。
また戦略立案や営業研修といったコンサルティング業務も請け負っているようなので、営業改革を丸ごとお願いしたい!という会社の場合はNIコンサルティング社が合う可能性が高いはずです。