無料体験やトライアル可能なSFAはいくつあるのか!?
私はビビりなので何かモノを買う時には結構下調べをする性質です(^^;)
ソフトとかであれば無料版を必要以上にいじりまくって買うか買わないかを判断します。
ということで(!?)SFAでも無料版とかトライアル、お試し版があるのかを調べてみました。
商品名 | セールスフォース(SalesCloud) | eセールスマネージャー | 顧客創造日報 | Microsoft Dynamics CRM | Ecrea | ネクストSFA | ZOHO CRM | ワンズ営業日報 | WaWaOffice | KnowledgeSuite | Sansan |
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メーカー名 | セールスフォースドットコム社 | ソフトブレーン社 | NIコンサルティング社 | マイクロソフト社 | エクレアラボ社 | ジオコード社 | ゾーホージャパン社 | ワンズファクトリー社 | アイアットOEC社 | ナレッジスイート社 | Sansan社 |
無料体験 | ○ | × | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
期間 | ?(明記なし) | ― | 30日 | 30日 | 30日 | ― | 15日※スタンダード版 | ?(明記なし) | 30日 | ?(明記なし) | 20日 |
無料体験申込URL | https://www.salesforce.com/jp/form/signup/testdrive.jsp | http://www.nisfa.jp/trial/ | http://ecrea.co.jp/service/ecrea/trial/ | https://www.zoho.jp/crm/signup-fe/ | https://www.wands.co.jp/HPToiawase/index.aspx?mode=toiawase | https://www.wawaoffice.jp/freeentry/form.html | https://knowledgesuite.jp/form/contact.html?check002 | https://jp.sansan.com/form/demoentry/ |
テーブルが分かりづらいので画像の比較表を念のため貼っておきます。
※当サイト調べ(2016年1月時点)
大多数のSFAメーカーが無料版を用意していました。1ヶ月くらいはどのSFAも無料で利用できるようです。
SFAの無料版を利用するメリット
無料版を試すメリットについて少し考えてみました。
メリット
・ユーザーインターフェースが馴染みやすいものであるかを確認できる
・搭載されている機能が実際に営業課題を解決できるものかを確認できる
・システム内の変更が容易であるかが試せる
この中で私として最も大切な点が最後の「システム内の変更の容易性」にあります。
SFAパッケージのカスタマイズをオススメしない理由でも書いた通り、SFAパッケージをカスタマイズせずにシステムの変更の範囲内でどこまで自社の営業活動に即したSFAへと修正できるかというのが無料体験版において最重要確認事項です。
では次にデメリットも考えてみましょう。
デメリット
・営業マンにいくつもの無料版を触ってもらわねばならない(負担増)
・各SFAの設定方法をいちいち覚えなければならない(負担増)
・最長30日という期間の中で営業課題を解決する機能を体感できない可能性が高い
このようなデメリットがあります。
特に最初の「営業マンにいくつもSFAを触ってもらう」ことが大きな難題です。えてして営業マンは社内の新たな取り組みに対して後ろ向きというかアレルギー反応を示すことが一般的です。そんなネガティブな営業マンに数社分の無料版を触ってもらうとなったら、そりゃ反発も出るってものです。
またたった30日という短期間でSFAが活用できて、営業成果に繋がるということを期待してはいけません。SFAがそんなにすぐ成果に直結できる代物であるならば、もう日本国内の全ての企業が導入しているはずです。
SFA無料版の社内推進方法
SFAの無料版にもデメリットというか社内に負担がかかります。
なので、無料版を試してもらうにもちょっとしたコツがいります。
無料版を試すためのコツというのは・・・・
- SFAの無料版は出来れば1社のみ、多くとも3社分とする
- 無料版を試した結果を評価するシートを用意する
- 無料版を触れさせるメンバーには「SFAの検討は自社内の重要事案。営業マンとして優秀な君に是非、前向きに無料版を試してもらいたい」と期待をかける
- お試し期間をきっちり設ける
という無料版を利用する目的とスケジューリングが重要になってきます。
SFA無料版をそもそも試す必要はあるのか?
無料版やトライアルサイトを試すだけにこれだけの準備が必要であるならば、
そもそも無料版、試さなくてもいいんじゃないの?
と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
筆者の経験からすると
「無料版をムリに試す必要なし」
と考えています。
でも試さないとなるとウチ(自社)に合っているか検証できないじゃんと今度は言われる方がいらっしゃるかもしれません。
確かにSFAは決して安い買い物ではありませんので、試せた方がいいのですが、無料版を試す労力が結局、時間コストの観点から高くなってしまいます。
なので、操作面やシステム変更の容易性で不安がある場合はSFAメーカーの営業マンに何度もデモをしてもらってください。また、商談の場でデモ版を触らせてもらうようお願いしてみてください。
結論的な話になりますが、どの会社のSFAも設定変更画面や操作面については大差ありません。なぜなら模倣化がSFA業界では進んでいるからです。※SFA業界というよりIT業界全体の話ですね。
よって何人もの営業マンの時間を割いて無料版を試すくらいであれば、SFAメーカーの営業マンとの商談の場に自社の営業マンに同席してもらい、その場で比較検討中のSFAに触れてもらいましょう。