セールスフォースの導入・立ち上げは大変!?
今、ある会社でセールスフォース(以下、SFA)の導入に携わっています。
導入するSFAはセールスフォースドットコム社のForce.com。
SFA導入以前はExcelで10数枚の管理帳票を駆使して、営業管理していた会社なのですが、ゴリゴリにセールスフォースをカスタマイズしての導入となりました。
※あっ、ちなみに私はカスタマイズや導入支援に関与はしていません。
導入期間は5カ月。それはそれは大変(だった模様)で、ようやく現場への操作説明会にこぎつけたという状況です。
一方、完成したセールスフォースを見た私の感想は・・・
「やっぱりセールスフォースドットコム(というかForce.com)、すげぇぇぇ(;゚Д゚)」
という一言に尽きます。
あれだけExcel&マクロでゴリゴリだったのに、似たような入力UIで、さらに分析UIもそっくりに再現されていました。
項目の設定や作成した項目の関連付けの自由度でいうと、やはりセールスフォースに勝るSFAはないな~という感想です。
セールスフォースへのログイン
導入場面に立ち会って、ふと今更ながら気になったのがセールスフォース(SFA)へのログイン画面。
セールスフォースドットコム社のログインは同社のホームページから行うことができるのです。
https://www.salesforce.com/jp/
このページの右上の「ログイン」ボタンからユーザーはログインできます。
「えっ、それ普通じゃないの!?」
という声が聞こえてきそうですね^^;
GoogleやYahoo!のメールを使っている人からすれば普通、当たり前かもしれませんが、SFA業界ではだーーーいぶスゴイことなんです。
セールスフォースドットコム社以外のクラウド型SFAでは一般的に、契約した企業用の専用URLを発行します。
ユーザーはその専用URLをお気に入り登録、ブックマークして、SFAを利用する際にはログインする必要があるのです。
裏を返せば、そのURLがわからないとログインできません。
このようにログインの仕方ひとつとってもセールスフォースドットコム社は他社の先を行っています。
セールスフォースドットコムの評判(メリットと課題)
今回、セールスフォースドットコム社のForce.comの導入に立ち会って、導入ユーザー企業の担当者の苦労と現場の評判を聞いてみました。
やはり最も苦労された点は・・・
インプット画面と分析画面の構築
だそうです。
Excelでゴリゴリに作っていた管理帳票をセールスフォースで再現することが目的だったとはいえ、あらためて社内インタビューを行ったり、部門間での情報連携をさらに強化するために必要なことを洗い出したりなど、システム設計の段階ではとても苦労されたそうです。
またこのユーザーの場合はセールスフォースドットコム社のパートナー企業に開発を依頼したらしいのですが、開発コストはウン千万だとか。
住宅業界に置き換えて表現すれば、セールスフォースドットコム社のセールスフォースは注文住宅のため、どのような家に住んでどんな生活を生涯にわたって送りたいというビジョンと、それを細部までこだわって造りあげる職人技術が要求されます。
それゆえにコストも高くなるというわけです。
代わりに建って(導入が完了して)しまえば、ユーザーライクな仕様になっているので、入力面でも抵抗がなく、また緻密な分析が出来て、企業経営における仮説検証スピードは大幅にアップすることは間違いなさそうです。
とはいえ、中小企業にとってはIT活用経営のビジョンもなければ、お金をたくさんかけることも難しいでしょう。
やはり私としてはデータ分析に不慣れ、免疫のない会社であるならば、まずは分析機能が標準搭載されているSFAパッケージ(住宅業界に置き換えれば建売、分譲マンション)を導入してみて、それに慣れたらセールスフォースドットコムのSalesCloudやForce.comでオリジナルに近いSFAを導入する、という流れがスムーズかと考えます。
いずれにせよ導入するだけで営業力がグーーーーンと高まるといった打ち出の小槌のようなITツールはないということですね。
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