SFAはパッケージにすべきか、自社オリジナルを開発にすべきか
SFAに限らずシステムには導入方法が大きく2つ選ぶことが出来ます。
- パッケージソフトを購入する
- ゼロから自社開発によりオリジナルソフトを作り上げる
この二択です。
それぞれ一長一短があるのでまずは各々の特徴を見ていきましょう。
SFAパッケージの特徴
[aside type=”normal”]メリット
・短期間(1週間~3ヶ月)で導入することが出来る
・自社開発に比べて安価である
・営業マネジメント機能や営業マン補助機能が標準搭載されている[/aside]
[aside type=”warning”]デメリット
・自社の営業の流れに即していない場合にシステム変更がきかない可能性がある
・万が一メーカーが倒産したりしたらサポートを受けられない
・いらない機能があっても費用体系が一律のケースが多い[/aside]
このように割と安価に、そしてすぐ導入できるメリットがある一方、少なからずデメリットが存在します。
デメリットで挙げたように、私が以前相談を受けたある企業では導入したSFAのメーカーがつぶれてしまい、WindowsXPまでしかサポートされていないソフトだったため、しぶしぶ他のパッケージソフトを再購入したというケースもありました。
自社開発=オリジナルSFAの特徴
[aside type=”normal”]メリット
・自社の営業活動に合わせたシステムを設計し運用することができる
・営業活動の流れ(営業フロー)に変更があった場合もシステム変更が可能である[/aside]
[aside type=”warning”]デメリット
・導入まで時間がかかる
・費用が高い ※どのような機能を求めるかによります
・外部環境の変化(OSのバージョンアップなど)に合わせて都度コストがかかる
・他のソフトとの連携が困難である[/aside]
自社にてSFAを設計し、開発を行い導入することの何よりのメリットは痒いところにも手が届くSFAを構築できるという点です。
一方で費用的なデメリットが生じます。
しかし裏を返せば、ある程度費用を投じることが出来るとしたら自社の営業に合わせたパーフェクトなSFAを作ることができます。
SFAパッケージと自社開発どっちがいいの?
私の結論から申し上げると
と考えています。
SFA未導入企業にとって大切なことはSFAを用いたデータ活用型営業風土の下地を作ることが導入当初の目的となります。そしてこの下地を作るには早くて1年、通常3~5年はかかります。
なのでまずは安価且つ短期的に導入が可能なSFAパッケージで営業風土を変革し、また営業成果をあげ、売上アップにより投資も可能!という状況になったらSFAの自社開発に着手することをオススメしています。